e-ラーニング

朝日新聞に、
 前に勤めていた高校では、パソコンの発表用ソフト「パワーポイント」を使って、図や写真を駆使した授業をしていたこともあります。でも、最初は「すごい」と喜んでいた生徒たちが、だんだん「見ていると疲れる」「頭に残らない」と訴えるようになったんです。
 デジタルの限界を痛感していた頃、「世界がもし100人の村だったら」に出会いました。著者の池田香代子さんの生の朗読に感激し、授業に取り入れたのが2年前。聴き入る生徒たちの姿に手応えを感じました。
(共立女子中学高等学校・池末和幸さん談:asahi.com 12/30)

先日紹介した池谷裕二さんの記憶術の本も耳から入ってくる情報の重要性について書かれていました。自分で朗読してもいいと思いますが、音が耳から入ってくるというのは勉強に関しては、とても大事である気がします。



宅建試験は独学か予備校か--(2)

私は基本的には独学派ですが、一応予備校という存在についても書くだけ書いてみます。

予備校や講座というのはいろいろあって、高いもので15万円超、安いもので5000円くらいですが、5000円くらいのものは、講座というより、何らかの「裏技」を伝授するものと言っていいでしょう。私は結構そういうのに引っかかりやすい方なので、実はいくつか読んでみたことがあります。
そういう裏技は、完全なインチキというものもありますが、ほんの少し本質を突いているものもあるように思いました。
本質というのは「過去問をやる」ということです。宅建試験は、例えば建築基準法など、やり出せば膨大な範囲にわたります。道に迷いだしたら、とんでもない迷路に迷い込む可能性があります。そこで、きちんとポイントを絞って勉強する必要があるといえるのですが、その一つが過去問に限定して勉強するというものです。そういうノウハウは実はすべての試験に共通しているもので、何ら裏技ではないのですが、予備校によっては不要なことを延々と教えているところもあるようですので、それと比較すれば「画期的な方法」、ということになるのかもしれません。しかし、過去問をしっかりやるなんてどこの教育ママでもいうことなので、果たしてカネを取るような情報なのかはちょっと疑問です。
一方、高額な料金を取るところの場合、教材に一定のボリュームがないと受講生が満足しないという事情もあるのか、明らかに出そうにない、無意味なことを並べているというところもあるように思います。高いお金を出してかえって損という可能性も出てきます。

最終的にどの予備校がいいとか悪いとかについては一概にいえませんので、とにかく何らかのサンプルや体験をさせてもらって、自分の頭で「すっと頭に入る」と思ったところのテキストがいいといえるでしょう。こういうのは自分の判断しかありません。ある本で、内容が頭に入りにくいと思ったらたいていの受講生は自分を責めるけれども、多くの場合それはテキストが悪いんだ、と書かれていて、ちょっとほっとしたことがあります。自分の目で、耳で確かめてこれだと思えないものについてはやめた方がいい、これだけが予備校選びの基準かもしれません。

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宅建試験受験は独学か予備校か--(1)

独学か予備校か、どの試験でも問題になるところです。私はWATの講座でお世話になった手前若干言いにくいのですが、宅建は独学でいいのではないかと思っています。宅建の本や過去問の問題集などは結構充実していて、1万円ほどあればだいたい参考書と問題集がそろいます。それに宅建は、マークシートの試験だけで、小論文などがあるわけではないため、特別どこかの講座でお世話になる必要はないタイプの試験だと思うからです。
宅建は司法試験のような難易度の高い試験ではないから独学でよい、と言う人もいますが、難易度はかける時間やエネルギーの差であって独学か予備校かということとは基本的に関係ないように思います。ただ、小論文のような形式の解答をする試験については思わぬ自分の癖や問題点が致命傷になるかもしれませんから、一応人に見てもらうほうがよい、しかし宅建の試験形式ではその必要はない、とおもうだけです。
ただ、独学でOKと言っても、人によってはペースメーカーが欲しいとか、他の人と一緒に通って絶対さぼれなくするという効果を求める人もいると思います。一年を棒に振るよりはどんな高い講座でも安いものですから、自分の性格と相談して考えられるとよいと思います。

ここからは独学を前提とした話にします。
独学でやる場合には、過去問問題集、コンパクトな参考書と、ある程度分厚い参考書の3つを用意して、過去問とコンパクトな参考書だけでやっていき、どうしても気になるところがあれば、ボリュームのある参考書で調べる、という方法で十分でしょう。
大切なことは、試験までの計画を立てて、予備校がなくても自分がペースメーカーだといえる厳しいものを作っておくことだと思います。私の場合4ヶ月でしたが、独学だと一応6ヶ月は見ておいた方がよいように思います。標準的には、6ヶ月として、最初の2ヶ月で薄い参考書で一通りの基礎を身につけ、次の2ヶ月で過去問問題集をやり、最後の2ヶ月は、両方を結びつけながら、全体をもう一回やるという感じになると思います。最後の2ヶ月は、右のメニューにあるスーパーWEBとかいうところ(無料)がかなりいいと思います。私の場合、WATと、このスーパーWEBで勉強しました。結果的にはWATだけで十分だったんですが、ちょっと手を広げました。1000本ノックというのをやってもいいですが、ちょっと細かいし結構きついので過去問をもう少しさかのぼってやるなどでもいいでしょう。
計画が完全にすすめば問題ないのですが絶対にそうはなりません。そこで、どうしても時間がなくなったとき用のメニューを作っておくとよいでしょう。比較的怠惰な人の場合、予備日を作っておいて必ずそこで調整するようにされるとよいと思います。

勉強の仕方については、野口悠紀夫さんの「超勉強法」と池谷裕二さんの「脳の仕組みと科学的勉強法」(ライオン社)が結構おすすめ、特に後者は薄くてポイントがわかりやすいです。どちらも新刊ではないので図書館などにもあると思います。どちらも復習の効果をとても強調されています。参考になると思います。おそらく6ヶ月後には40点は取れるようになっていると思います。

頭がいいとか悪いとか

私は宅建試験に合格するまで、自分の頭がすごく悪いと思っていました。ちょっと合格したとたんに今度は頭がいいと思い始めたのか、といわれるとそれも違います。いまは、そういうものはないか、あってもあまり試験や勉強には関係ないという気がしています。
勉強はたとえれば、マラソンに似ていると思います。精神論としてマラソンのたとえを出したのではなく、競技の性質として似ていると思ったのです。バスケットやバレーの場合身長を始めとして、明らかに生まれつきもらったものの差があることがわかります。しかし、マラソンで「この人は生まれつき優れているな」と感じられる選手は基本的にはいません。むしろ一般の人から見てもずいぶん小柄で、どう考えても不利としか思えない人でも世界レベルに到達しています。選手の人たちの話を聞いても、自分はそれほど強くなかったけれど努力しているうちに早くなったという話が結構多いです。
もちろん、生まれつき循環器系や呼吸器系に病気を持っている方は難しいでしょう、しかしそうでない限り特別優れた素質というものはないと思います。勉強でも同じようなことが言えて、この文章を読んで普通に理解できるという方であれば誰でも同じように努力すれば、同じように合格できると思います。
ではどうしてすんなり行く人と行かない人がいるのか、その一つの答えが10年ほど前にはやったEQにあるかもしれません。一番有名な実験は、小さい子供の目の前にお菓子を置き、今からちょっとご用を済ませてくるけど、このお菓子を食べてよい、しかし、もし私が帰ってくるまで我慢できたらお菓子は2個もらえる、というふうに被験者が子供に言い聞かせ、少しの間へやから出て行き、子供の様子を観察します。IQが高い低いと関係なく、我慢できる性格の子供は辛抱強く我慢します。やがて被験者が帰ってくると、やっと2コ食べられることになります。しかし、我慢できない子は、被験者が出て行くとすぐに目の前のお菓子を食べてしまいます。
将来的にその子供たちを観察すると、我慢できた子供の方が将来伸びるということです。自分をコントロールする力を持った子供、それがEQ値の高い子供といえるわけです。
その話を聞いたら、「あ、おれEQ値低いわ、もうダメ」と思われたかもしれません。わたしもそうです。が、EQ値は変わっていくものだと思います。我慢できた子供は、今まで少しの我慢ですぐにいいことがあるという学習を積み重ねてきたこどもなのでしょう。大人の場合、誰もそういう環境のアレンジをしてくれませんから、自分なりにそういう我慢強さを自分で育てていくということが大切なんだと思います。
どうしたらそれが育つのか、ただ単に「我慢すれば、ご褒美としてケーキが食べられる」というような単純な話でもなさそうなので、もう少し考えてみたいと思います。
プロフィール

Author:keifujita
宅建試験合格から、業界への就職も考えたんですが、なんだかもう少し勉強したくなりました。自分が体得したものが本物か、答えが出るといいんですが・・・

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